東海村郊外、田園の広がる幹線道路沿いに敷地があります。
来店者がこの道から近づいてくるときに、遠くからでも心引かれる
シルエットの美しい建物になるようにデザインしています。
村内で10年ほどコーヒー豆専門店を営んでこられたオーナーが
カフェスペースを併設し、大人のための、お店をつくる計画です。
限られたスペースにアプローチ、待合い、レジ、焙煎機、カフェスペース、収納、
化粧室、厨房、ストックヤードなど互いに関連しながら異なる機能を合理的かつ居心地よく
デザインすることがテーマとなりました。
1.シンプルな構造体の中にアプローチと待合い、玄関を兼ねたスペースをつくり全体のファサードとする。
2.大きな吹き抜けにすることで視界の広がりをつくり、広くない店内の反響する音やにおいなどの問題を解決する
3.窓(開口部)を幅広で高さを抑えた形にして散漫になりがちな空間を引き締める。
4.店内全体を自然素材で仕上げる上でのデザインと法的な解決。
建築的な仕掛けと限定した素材を組み合わせることで、周辺ではめずらしい大人の雰囲気の店となりました。