素朴でシンプルなかたちのkibaco。でも色々な技術と工夫がぎっしり詰まった家なのです。kibacoがどのようなコンセプトで造られているか、ご紹介します。

敷地がもつ力を活かすTake advantage of on site power


私たちは敷地がもつ力(自然条件と周辺環境)を調べ、活かすことから家の設計を始めます。

家の玄関にどう近づいていくのが自然なのか。季節に応じた陽の光や風の入れ方、まわりの風景のどこを見てどこを隠すのか?周辺の環境や状況に対し庭をどのように造るか。そして、敷地に立ち現れる家の形はどのようになるかなど…周囲の環境に対して、素直に造られた家は住み心地のよいものになります。

永く住まうためにTo live for a long time


それぞれの家族の希望を形にした『kibaco』。

それぞれの家族の希望を形にした『kibaco』は1つ1つ違った家になりますが、プランの基本となる考え方は『1階ですべての生活ができる』というものです。また、将来家族の構成や住まい方が変わっても快適に生活出来るように、新たに床や壁を作ったり取り除いたりできる独特の構造でつくっています。

丈夫さと美しさとRobustness and beauty


kibacoのシンプルな形には様々な理由があります。

丈夫な骨組み(=構造)であること。プランの組み換えがしやすくフレキシブルであること。規格の材料を無駄なく経済的に使い作れること、そして何より形が美しいこと。単純な形に見えるkibacoですが、あらゆる部分の寸法には全て理由があり、慎重に決定されたものです。主要な骨組は10本以上もある『通し柱』と頑丈な小屋組みからできています。部屋の内外を取り囲む板壁は見た目の美しさや調湿機能をもつだけでなく、優れた耐震能力を発揮します。

健康な家とはWhat is a healthy home


Kibacoの室内に入ったら、まず深呼吸してみて下さい。

内装のほとんどが無垢のスギ材なので木の香りがするのはもちろんですが、いわゆる『新築住宅のにおい』がしないと思います。壁紙は紙と木のチップで作られた自然素材の紙クロスに有害物質を吸着する自然塗料を使用しています。長い時間を過ごす家は、様々なストレスやアレルギーからできるだけ遠ざかれる『安らぎの場所』でありたいと考えています。

外壁Outside wall


kibacoの外壁には粗くけずった杉板と塗り壁、ガルバリウム鋼板の3種類を選んでいます。

杉板貼の外壁は、定期的に塗装をするメンテナンスが必要ですが、(シンプルな形の)Kibacoのソリッドな表情をより特別なものにしてくれます。塗装メンテナンスは家全体が高さを押えたデザインなので、家族で協力して塗り直すことも不可能ではありません。家と深く関わることそのものが生活をもっと面白くしてゆくでしょう。塗り壁はメンテナンスがあまりかからずすっきりとした端正な仕上がりです。また周辺の緑とのコントラストが美しく、生活により一層の彩りを添えます。ガルバリウム鋼板の外壁はクールな印象です。Kibacoのシンプルな形をよりシャープなものにしてくれます。材料としても断熱性能が良く、軽くて丈夫という特徴があります。また比較的メンテナンスが少なく維持できるというのも大きな利点です。

環境を考えるThink about the environment


Kibacoでは、屋根と壁、床下は旭化成製のネオマフォームを使用し、独自の外断熱+通気工法によって非常に高い断熱性能をつくり出しています。

室内の空気が家全体で循環するように窓や天井の形、吹き抜けなどを設計しています。熱環境設計の強みはkibacoの大事な特徴の一つです。これからの時代、できるだけ電気やガスの2次エネルギーに頼ることなく自然の風や光を有効に取り入れることが環境に対しても、人の居心地にとっても大切だと考えています。

地元材とネットワークLocal material and network


kibacoは地元の製材所や材木店とのネットワークを大切にしています。

kibacoは外壁や内壁、柱や梁の構造材など、すべての木材を地元産の八溝杉とヒノキで造っています。この杉やヒノキは色合いがとてもやわらかく実にいい風合いです。現在、地元産の良質な木材は15%さえも使われていないのに、新築木造住宅の80%が輸送コストをかけた外国産の材料で造られているという、おかしな現実があります。SEED設計室では地元の製材所や材木店とのネットワークを大切にしています。この、まだまだ使われていない地元の木材を無駄なく魅力的に使うことが、地域に愛着と誇りをもって暮らしていく事につながると考えています。

原価公開式の見積と顔の見える工事Cost disclosure type quotation and face-to-face construction


お客様のご家族に作業に参加していただくことをお勧めしています。

株式会社シードでは、柱1本の価格までがわかる「原価公開式」の見積りをお客様に提示し、家づくりをしています。家づくりに掛かる本当の費用を知ることが、住まい手と家をより近づけてくれると考えています。また、私たちは長い実務経験から、住まい手の方にどんな人たちがどのように家をつくっているかを見ていただき、一つ一つの作業に技があり、気持ちがあり、意味があることを知っていただきたいと考えています。kibacoの家づくりでは、現場での職人さんを含めた打合せや、実際に壁を塗装したりタイルを貼ったりと、お客様のご家族に作業に参加していただくことをお勧めしています。

kibacoの家づくりに掛かる費用kibaco home building costs


専門のファイナンシャルプランナーにご相談ください。

家づくりに掛かる費用は、坪単価にすると55~85万と場所や建て主様によって様々です。私たちが最も大切にしているのは、家を計画する最初の段階で無理のない資金計画をたて、実際の建築工事費を予定通りに納めることです。提示する見積りには生活をスタートするのに必要な建築工事の全てを含んだ総額を基本としています。建築資金のご相談をご希望の方には、専門のファイナンシャルプランナーがいつでも対応できるよう受け付けています。
(※1)設計料、建築確認申請、付帯工事、薪ストーブ、テラスを含んだ価格です。
(平成27年4月現在。価格は予告なく変更する場合があります)

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