こんにちは、紫外線の強い季節になりました。 久しぶりのブログです。
今回は施工中の現場から”窓”を取り上げて、その特徴を紹介してみます。
もともと畑だったところに建てているお家です。
2階の吹き抜けにある窓を大工さんが取り付けしています。
窓辺に腰掛けてちょうど良い高さ(膝より~15cm上くらい)にしてあります。
夏は日陰の窓辺に腰掛けて風を受け、冬は窓を閉め太陽の陽を入れます。
リビングの掃出し窓。
キッチンからも畑の向こうの木(シンボルツリーと呼んでいます)を眺めることができます。
見える風景にシンボルとなるものがあると、窓はただの窓ではなくなります。
那珂川の河口を見下ろす高台のお家です。 2人の男の子の部屋の窓。
手前の杉の木のカウンターは巾が7mもあり、その上に巾5.4mの窓が入ります。
日差しと軒の出を計算して夏は陽が入りにくく、冬に陽が入るようにしてあります。
それぞれの季節の河の風景は、子供たちの想像力を広げてくれると思います。
同じ高台の家の外壁の一部、1階の北側をコールテン鋼で仕上げます。
切り抜かれた窓が良い感じです。
お施主さまとお打ち合わせを重ねて出来上がったデザインです。
北側には同じ形の窓が5つ、リズムよく並べてあります。
道路から建物に近づく方向にこの佇まいが見えます。
コールテン鋼は赤く錆びて丈夫になる鉄なのですが、これから錆びて変化していくのが楽しみです。
先日、内覧会を開かせていただいた、神栖市のお家です。
西側、裏庭を向いた方に縁側と深い軒庇(1.8mもあります)を設えた個室があります。
時間がゆっくり流れています。 お施主さまは裏庭に畑をつくるそうです。
ほんとうに落ち着く部屋になりました。
窓は家と外を繋げる大事な部分です。 風景を読みとり、生活を考えてデザインしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
SEED設計室 野田 直彦でした。