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床板の強さ試験

事務所の日常

ご無沙汰しておりました。

シード設計室の野田利恵です。

なんとブログの更新を2ケ月も間をあけてしまいました。

この期間にもお知らせしたい事が沢山あったのですが、

そちらは随時、振り返りでご紹介していきたいと思います。

ひとまずは最新の出来事から。

さて、昨日はSEED設計室一同で(5人で)栃木県小山市に

ある関東職業能力開発大学校という場所へ行ってきました。

茅ヶ崎にある株式会社 加賀妻工務店さんがお声がけしてくださり

【いつも使っている床板をいつもの作り方で作ってどれだけの水平耐力があるのか試験する。】

という試験に参加させていただくためです。

IMG_7944.JPG

ご協力いただいた関東職業能力開発大学校の実験棟。

IMG_7948.JPG

様々な試験や実験がおこなわれる大きな建物です。

IMG_7902.JPG

試験の概要、実験機器について、こちらの学校の先生をしていらっしゃる

山之内さんが丁寧に説明してくださいました。

IMG_7901.JPG

実験の内容は

普段、加賀妻工務店さんが施工している方法で床のモデルを作ります。

(床板の厚み30mm、タテ2730×幅1820mmほど)

これを実験器具に立てて設置し、画面右側から出ている青いアームで

じわじわと引っ張ったり、反対に押したりします。

一定の距離(長さ・角度)を引っ張ったときにどれだけ力がかかっているか?

と、かなり大雑把な説明ですがそんな内容の実験です。

IMG_7943.JPG

今回、一番長い距離(182mm)を引っ張った時の状態です。

かなり傾いています。実際は床なので、斜めにひずんでいる状態です。

うーーーん。こんなに曲がるくらいの力がかかっている状況だと、

建物はどうなっちゃっているんだろう・・・?

ここまでの状態になるまでに、あちこちでビシッ!とかバキッ!ミシミシッ!と音がしています。

後ろ側の部材のいくつかは割れたりしていましたが、床板自体は何のダメージもなく

その丈夫さにびっくりしました。

私たちのkibacoでも同じ厚さの床板を使っています。

いつもの作り方だとどんな結果がでるのか、やってみたいなあと思いつつ、

とても勉強になった一日でした。

企画をしてくださった株式会社 加賀妻工務店さん

お声をかけていただいた有限会社益子林業さん

丁寧でわかりやすい解説をして下さった有限会社山辺構造設計事務所の鈴木さん

ご協力いただきました関東職業能力開発大学校の皆様

ありがとうございました。

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