株式会社シード/SEED設計室の 野田 直彦 です。
前回のブログ「福岡河岸記念館」のレポートの続きです。
私たちはお家の設計をするときには、建てる敷地周辺の古い民家や自然を訪ねる
ことにしています。
その土地の古い建物にはまわりの自然への豊かな感性や、実生活に
即した家のつくり方があるからです。
今回訪ねた「福岡河岸記念館」の敷地のなかに、なんと私たちのつくる
Kibacoと似た大きさとつくりの、古いKibacoと呼びたくなるような
建物を見つけました!!
もともとはこのお屋敷の住み込みの人たちが炊事や寝泊り、生活するための
家だったそうです。
1階は炊事場や水場、茶の間など半分が土間、半分が板の間の陰影のある
涼しげな空間がかわいらしいスケールで広がっています。
再現されていたカマドもどこかユーモラスな形です。
残念ながら2階は公開していなかったので、隣の建物の2階に上がりました。
畳敷きが気持ちよいです。
障子の高さも低くつくってあり、見下ろすと新河岸川を見わたすことができます。
その昔、江戸からの舟の到着を眺めていたのでしょうか。
他の来場者が少なかったので、つい長居してしまいます。
寝てしまいそう・・・(-_-)zzz
今回の訪問で、現在川越市に設計を進めているお家のヒントを見つけることができました。
古くから大事に残されているお家には参考にしたいところがたくさんあります。
その紹介もこれからお伝えしてゆきますので、楽しみにしていてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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